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Saturday, June 24, 2006

Quo vadis, 韓国? 

このミサイルさわぎの大事な時期に、韓国が孤立無援の世界の孤児に?
[...] 北朝鮮ミサイル問題に関して米国と最も緊密に協力すべき国は韓国だろう。しかしブッシュ大統領と韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の間で電話会談が行われることはなかった。[...] つまり韓国は、大韓民国と大韓民国の国民、そして北朝鮮同胞の運命が懸かった問題を扱う対話テーブルから、ほぼのけ者にされているという状態だといえる。

韓米の大統領が最後に通話したのは6カ国協議の共同声明が出された翌日の昨年9月20日だった。以来9カ月もの間、互いに一度も電話をかけることはなかった。

十分理解できる話ではある。[...] 米国は「北朝鮮のミサイル問題」を協議しようとしているのに、韓国はそれを「ミサイル」でなく「人工衛星」と呼ぶことにした。例え通話したところで、中身のない言葉のやりとりで終わったことだろう。

ミサイル問題だけではない。米国は「北朝鮮の偽造紙幣問題について妥協する考えはない」としているのに、韓国は「米国政府が北朝鮮への圧迫により崩壊を望むような姿勢で問題の解決を図ろうとすれば、韓米間に摩擦が生じるだろう」との「予告」まで行った。

[...] このように韓国と米国が違う世界、別の次元を歩み始めてから、もうしばらくたつ。今や韓国は孤立無援の境遇に追い込まれた。一方、日本は韓国が米国から遠ざかるよりさらに速いスピードで米国に近づいている。現政権が一時すり寄っていた中国も、韓国の方に視線を送ることすらない。

1945年の解放(日本からの独立)以来、もしくは1948年の韓国政府樹立以来、大韓民国がこのように徹底して世界から孤立したのは初めてだ。
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)

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